毒親に苦しむ39歳の子育て模索〜対策・解決方法はありますか?〜

子供ができたのをきっかけに、自分の親が毒親であることに気がつきました。「負の連鎖」を断ち切るため、どうしたらいいのか、悩み続けています。

191126カウンセリング~絶縁の葛藤~

カウンセリングを受けると、いつも「行ってよかった」と思う。

 

 必ず今の僕に必要な言葉が返ってくる。

 

カウンセリングには3週間おきにいっている。

 

本当は10日から2週間おきにがいいらしいけど、

そのペースで自分の内面と直接向き合うのは正直きつい。

 

実際、カウンセリングに行った日は、何も手に付かない。

参考記事:

kokoandriri.hatenablog.com

 

自分の内面に向き合うだけで、膨大なエネルギーを使う。

 

でも膨大なエネルギーを使う価値は絶対にある。

 

疲れるけど「行ってよかった」と思える。

 

 

僕は親と絶縁して2年半になる。

 

その後の親の言動(メールなど)に対し

さらに怒りを募らせた。

 

一生許すことはないだろう。

 

 

最初は「いつか復縁するだろう」と思っていた。

 

でも、ここまでこじれると、

もうそれもないような気がする。

 

絶縁状態を続けることに対し、

兄弟はまるで理解できないらしかった。

 

友人たちにも理解できないらしい。

 

それは仕方ないと思うけど、

「理解してもらいない」といのは

決して気分のいいことではなかった。

 

そんな折に、前回はカウンセラーさんに

「今のあなたは、そうして親と距離を置くことが必要なのだ」と

言われた。

 

「なるほど」と思った。

 

「誰がどう言おうと、どう思おうと、僕にとって必要なのだ」

と思うと、合点がいった。

 

みんな理解してくれないけど

これでいいのだ。

 

カウンセラーさんもすごいが

医者先生はさらにすごい。

 

医者先生は、自分自身親との関係に苦しみ、治療を受けた経験のある方。

 

著書もある。

 

すごく救われる良書だ。

 

僕もむさぼるように読んだ。

 

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心の病の診察室―あなたの愛が子どもを救う

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僕はきょう

「親のことは忘れたはずなのに、夢を見る」と話した。

 

医者先生は

「仕方がない」と言った。

 

「30も過ぎれば、それを抱えて生きていくしないのだ」

 

 

 

 

僕は僕なりに、親に対する怒りが

どこから発生したのかを分析してきた。

 

「怒りの原因がわかれば怒りは収まる」と知ったからだ。

 

かの、加藤諦三氏もそのことを指摘している。

 

彼の本にも、どれほど救われたことか。

 

自分に気づく心理学(愛蔵版)

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僕は僕なりに、

親に対する怒りの原因を突き止めたつもりでいた。

 

だから、親に対する感情も、

割り切ったつもりでいた。

 

もう「過去の人だ」と。

 

しかし、それでも夢を見た。

 

夢に見るほど、親の存在は大きいものだとわかり

愕然とした。

 

僕は夢を見たことに戸惑っていた。

 

なぜだ??

 

原因を突き止めたのになぜ夢にまで見る??

 

 

医者先生は言った。

「そんなものだ。それを抱えて生きていくしかないんだよ」

 

僕は聞いた。

「先生もそうなんですか?」

 

彼は答えた。

「もう親は死んだから」

 

「死ぬと解決ですか?」

 

彼は静かに首を振った。

 

治療を受けたことがある、心療内科医でさえこうなのだ。

 

 

 

僕が完全に親を忘れることなどできないのだろう。

 

僕はこの苦痛とともに生きていく。

 

「親が子供に愛情を与えない」ということが、

どれほど罪深いものか。

 

どれほど恐ろしいものか。

 

なぜこれほど重大なことが、社会全体に知られていないのか。

 

僕はきょうも、そんな疑問を抱きながら、日常へと戻る。