毒親に苦しむ39歳の子育て模索〜対策・解決方法はありますか?〜

子供ができたのをきっかけに、自分の親が毒親であることに気がつきました。「負の連鎖」を断ち切るため、どうしたらいいのか、悩み続けています。

「『感情の交流』ができない」という指摘~191218カウンセリング~

人間は常に「防衛」しているということを

ご存じだろうか。

 

このことがわかれば、

いろんなことが見えてくる。

 

いろんなことが許せてくる。

 

周りに嫌な人がいるとすれば

たいてい強い「防衛」が働いている。

 

仕事をしない人がいるとしたら

たいてい強い「防衛」が働いている。

 

あなたがに嫌いな人がいるとすれば

その人は、自分自身を強く「防衛」している。

 

強い「防衛」が

強い「見栄」や「攻撃」「さぼる」などの

「行為」になって現れる。

 

 その「防衛」から生まれた「行為」が

あなたの感情を逆なでするのではないだろうか?

 

 

というのも、

僕がそうだったからだ。

 

僕は職場で強く意見することがよくあった。

 

上司に対して、

後輩に対して。

 

 

そして、会社を辞めた。

 

 

自営業となった僕の目の前に、

きょうは心理カウンセラーがいる。

 

カウンセラーは聞いた。

 

「会社で言い合いになったりした後の関係は?

 全く話さなくなる人もいた?」

 

僕は

「一部いた」

 

と答えると、彼女はゆっくりと頷いた。

 

そして言った。

 

「あなたは防衛していたのだ」

 

と確信をもって、けれども諭すように。

 

そして付け加えた。

 

「人は常に防衛している」

 

「あなたは許せないものがたくさんあるんですね。

 許せないというのは、『許せない自分が許せない』んです

 

 小さい頃の環境がそうさせたんでしょうねぇ」

 

 縁を切った毒親の顔が一瞬目の前にちらつく。

 

カウンセラーからの質問は、

「どんなときにストレスを感じるか」

にうつった。

 

僕は答える。

「人と話した日は強いストレスを感じる」

 

カウンセラー

「なぜでしょう」

 

僕。

「自分を作っているからだと思います。

 ありのままの自分を出せないから作っている。

 

 どんな立ち位置でいいかわからないので

 ずっと探っている。

 そんな日は、家に帰った後グッタリ疲れる」

 

と答えた。

 

するとカウンセラーは

「『感情の交流』が苦手なんですね」

と、

何かようやく金脈を掘り当てた、という感じだった。

 

 

 

そうです。

 

僕は「感情の交流」ができないのです。

 

会話は常に「情報の交換」のみ。

 

世間話がすごく苦手。

 

 

僕はそのことを知っていた。

 

加藤諦三氏の本で自覚するに至った。

自分に気づく心理学(愛蔵版)

 ↑読むのにものすごくエネルギーを使います。

 でも、毒親を持つ方には絶対に読んでほしい一冊です。

 

 

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松本元という脳科学者によると

 

人間は「感情の交流」を行っているとき、

一番脳が活性するという。

 

人間にとって「感情の交流」が一番の幸せなのだそうだ。

 

僕はずっとその「感情の交流」を求めてきた。

 

しかし、結局できずにいた。

 

「感情の交流」を求めて求めて飢えているのに

「感情の交流」ができずにもがいている。

 

「人間にとって一番の幸せ」を体験できずにいる。

 

それが僕だ。

 

 

僕は海外旅行が大好きだ。

 

言葉が通じず、

身振り手振りだけでお互いが笑顔になる。

 

あの瞬間がたまらなく好きだ。

 

それはつまり

「感情の交流」を求めていた、ということなのだろう。

 

「感情の交流」ができずに苦しんでいた、

ということがわかってしまえば、

 

僕は単に

「感情の交流」を求めて海外旅行をしていたことになる。

 

 

そう考えると、

ものすごく虚しくなる。

 

僕は

僕のアイデンティティーの一つに

「海外好き」を挙げていた。

 

猛烈に中国語を勉強して

習得した。

 

でもそれが結局

「感情の交流」目当てだった、とわかった途端

ものすごい虚脱感が僕を襲った。

 

 

僕が僕たらしめていたことが

「感情の交流」目当てだったなんて…

 

 

僕が自分の誇りとしている「海外好き」さえも

「愛情不足」から派生した

「感情の交流」を求めていたなんて…

 

僕はどこまで行っても

言葉通り地球の裏側まで逃げたとしても

「親の愛情不足」から逃れられないのだろうか?

 

 

「気付く」というのは

恐ろしいことである。

 

 

それでもカウンセラーは続けた。

 

「気付けるというのは、

 自分自身に気付ける余裕が出てきた証拠。

 防衛しているときは、

 気付くことを避けるので

 気付くこともない」

 

 

僕はうつむいたまま

一点をじっと見つめていた。

 

わかっている。

僕が意識的に「防衛」を始めたのは

高校生の時だった。

 

だからあのときあんなに涙したのだろう。

参考記事:

心理カウンセリング④〜高校時代を振り返る〜


 

 

カウンセラーは

そんな僕を注意深く観察しながら

さらに続けた。

 

「先生もおっしゃってるが、

 気付かないのが一番危ない。

 まずは気付くこと。

 そのことがとても重要」

 

 

僕はそんな言葉に励まされて

きょうも苦しみながら

このブログを書く。

 

書くことで

毒親で苦しんている漫画家

わたなべぽんさんみたいに

少しずつ消化することができる気がするから。

 

書くことで

きっと僕と同じように苦しむ人と共有できるはずだから。

 

 いつかきっと

毒親」の精神的支配から

脱出できると信じて。

 

 

 

ここまで読んでくださった方、

ありがとうございます。

 

読んでいただけてとてもうれしいです。

 

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