毒親に苦しむ39歳の子育て模索〜対策・解決方法はありますか?〜

子供ができたのをきっかけに、自分の親が毒親であることに気がつきました。「負の連鎖」を断ち切るため、どうしたらいいのか、悩み続けています。

「あなたは自分の中で踊らされている」〜200107カウンセリング〜

カウンセリングの価値は

「無意識の自分に気付くこと」。

 

今日のカウンセリングでは、

久しぶりにざっくりと奥深くまで入り込んできてくれた。

 

その分、いま僕はグッタリしている。

 

 

きょうは、

正月明けでお医者さんも混んでいた。

 

いつもは

・カウンセラーと話す

・医者と話す

 

という順番だったが

きょうはすぐにお医者さんに通された。

 

いつもと違うパターンに

僕は少し戸惑ってしまった。

 

医者に尋ねる前に

先にカウンセラーに尋ねた。

「きょうはカウンセラーさんとのお話はなしですか?」

 

カウンセラーは一瞬面食らったように止まった後

「では終わってからお話ししましょう」

 

 

突然医者に通されたも

僕は医者と何を話したらいいかわからなかった。

 

いつもカウンセラーと話すことで

自分の内面をつつくことで

医者と話すことができた。

 

内面をつつかない状態で医者を前にすると

僕はあくまで「大人を装った状態」でしかなく

うまく自分の内面を話せなかった。

 

ほとんど話すことなく

医者の部屋をあとにした。

 

 

別室でカウンセラーと向き合った。

 

カウンセラーは何を聞いたらいいかわからないようだった。

 

僕は僕で何を話したらいいかわからなかった。

 

僕らの間で

僕の問題は「育った環境」いわゆる「毒親」のせいだったことがわかっている。

 

改めて何を話したらいいかわからなかった。

 

 

実は、それに加えて、

僕にはこのカウンセラーに対し

わだかまりがあった。

 

僕はそのわだかまりを正直に話すか迷った。

 

38歳の1人の人間として

僕がわだかまりとして抱えていることは

「とても小さいこと」だとわかっているからだ。

 

これを話せば

一般社会では「面倒くさい人」扱いになるのは間違いない。

 

僕にもそれぐらいはわかった。

 

どうしよう…

 

 

「人は矛盾を抱えると無口になる」

 

僕はカウンセラーに対し

矛盾を抱えて無口になっていた。

 

カウンセラーもカウンセラーで無口になった。

 

話したあと、

僕らは和解できるだろうか?

 

和解できなければ、

僕は重要なカウンセリングの場を失うことになる。

 

 

 

沈黙の時間が流れた。

 

 

 

僕は話すことにした。

 

話さなければ話さないで

矛盾を抱え込んでしまう。

 

矛盾を抱えこんだままでは、

カウンセリングは意味をなくしてしまうだろう。

 

僕には「きちんと話す」以外に

選択肢はないようだった。

 

 

矛盾とは何か。

 

話は前回のカウンセリングに遡る。

 

僕は著書もある医者に

「先生は講演はしたことはありますか?」

 

先生は首を振った。

 

医者の部屋を出たあと

カウンセラーに

「先生はあなたとはタイプが違う。あなたは前にグイグイ行くタイプかも知れないけど、先生は引っ込みじあん。本を書くことはできるけど、人前で話すタイプではない」

と言ったのだった。

その人の本:家族医―心の病がなおっていく道

 

カウンセラーの声のトーンが

2段ほど上がったことに

僕は気付かないわけにはいかなかった。

 

僕は

「叱られた」

と思った。

 

「また余計なことを言って人を刺激してしまった」

 

もしかしたら、

僕の発言は「医者をも攻撃した」と

取られたのかも知れなかった。

 

このことがあってのきょうだった。

 

僕は、カウンセラーに避けられているのかな?と感じた。

 

 

無言で向かい合っているカウンセラーに、

正直に話した。

 

「前回の経緯があってのきょうなのかと感じている」

 

 

カウンセラーは

「話してくれてありがたい」と言った。

 

彼女の返答は以下のようなものだった。

 

全く他意はない。

そう受け取ったのなら申し訳ない。

 

医者に直接面会させたのは

きょうすごく混んでいるから。

このタイミングでなければ、

さらに1時間待たせることになっただろう。

 

あなたは医者を絶対視しているところがある。

医者の本を読んでいることもあり

だいぶ尊敬している。

 

私の発言よりも

医者の発言を重視している。

 

だから、医者に面会をさせないわけにはいかない患者と思っている

(医者に面会せずカウンセラーと話すだけの患者もいる)。

 

それ以外に意味はない。

 

 

前回の「講演」に対する指摘も

責めるつもりは全くない。

 

あなたは医者としての先生しか知らないが

私は彼のいろんな面を知っている。

 

トーンが変わったとしたら

そういう本音が声に乗っただけ。

 

医者を守るつもりもさらさらない。

 

僕は深く頷きながら聞いていた。

 

そしてカウンセラーは言った。

 

「その世界観で生きているあなたは、改めて大変だ」

 

そこには

同情もなければ、侮蔑の意思もない、

客観的なニュアンスが含まれていた。

 

カウンセラーは続けた。

 

「あなたは無意識で『自分は嫌われる』『のけ者にされる』という前提があって、

そのアンテナにいろんな言葉が引っかかってしまう。

 

あなたは自分の無意識に踊らされている」

 

なるほど

 

なるほどすぎる…

 

納得している僕に、更に

『「無意識」は「後天的に脳が学んだもの」である』と指摘した。

 

つまり、生まれてから身につけてしまったもの…

 

僕の脳はすぐにフル回転した。

 

それはどこで身につけたものなのだ??

 

このことが思った以上に僕に影響を与えているということか??

参考記事:「お前は嫌われている」という毒母の嘲笑

 

 

わからない…

 

でも、僕の中で僕を支配する「無意識」をまた1つ発見できたことは

大きな収穫だった。

 

僕は「自分は嫌われるものだと思い込んでいる」

 

そしてそのことを証拠付けるために

自分からそうした発言を、敢えて取り込んでいる。

 

なんたる負のスパイラル…

 

気付けてよかった。

 

本当に良かった。

 

自分の無意識に気付くのは

ものすごくエネルギーがいる。

 

たいてい腹を下す。

 

きょう1日、もう何もできないだろう。

 

でも、僕にはとても大事な1日になりそうだ。

 

毒親

 

なんと罪深い存在だろう。

 

人を殺せば罪に問われる。

 

でも、今の社会では

人の心を殺しても罪には問われない。

 

理不尽だ。

 

母よ、早く死んでくれ。

 

 

 

ここまで読んでいただけて本当にうれしいです。

読んでくれる人がいる=この苦しみは僕だけではないと思えます。

 

ポチっていただけると励みになりますm(__)m

にほんブログ村 家族ブログ 毒親へ
にほんブログ村