毒親に苦しむ39歳の子育て模索〜対策・解決方法はありますか?〜

子供ができたのをきっかけに、自分の親が毒親であることに気がつきました。「負の連鎖」を断ち切るため、どうしたらいいのか、悩み続けています。

「お前は嫌われている」という毒母の嘲笑

加藤諦三言いたいことが言えない人」を読んでいたら、突然、過去の記憶が蘇ってきた。

言いたいことが言えない人(愛蔵版)

 

この手の本を読んでいると、心の奥深いところこっそりと潜んでいた怒りが、突然表に現れてくる。

 

 

小学5年の時、突然、普段あまり遊ばない秀明から「学校さこいど」というTELがあった。

 

確か、日曜だった。

 

母親は「なんで学校にこいって呼ばれたんだ?電話してきき直せ」と命令した。

 

「理由もわからず行くなんて、バカだ」という一言を付け加えるのも忘れなかった。

 

どういう話の流れか忘れてしまったが、母はさらに

 

「お前は嫌われてんだ!!」と僕に宣告した。

 

周りには兄や妹がいた。

 

僕はこのとき、友達から嫌われていることはもちろん気づいてた。

 

むしろ、すごく悩んでいて、どうしたらいいかわからずにいた。

 

孤独の中にいた。

 

今思えば「いじめ」に遭っていたと言っていいだろう。

 

近所にはたくさんの同級生がいたが、いつも帰るときは一人だった。

 

でも親に相談することはできなかった。「恥ずかしい」という気持ちが先立った。

 

 

母親が「お前は嫌われてんの!!」と僕を突き放した時、母の目は、しっかりと僕を見据えていた。目には、嘲笑が含まれていた。

 

無力な僕は、小さく頷くしかなかった。

 

今思い返せば、あのときの僕は、本当にかわいそうだった。

 

小学生なのに、家庭に仲間はいなかった。

 

家庭に居場所がないことが当たり前だった。

 

部屋にこもって音楽を聴きながら漫画を読んでいると、姉が部屋に入ってた。

 

「ガキのくせに一人で電気つけてストーブつけてお金無駄にして生意気だっていってけっばよ」と勝ち誇ったように言うのだった。

 

こうした家庭で生きてきた中でも、僕はなんとかここまで生きてきた。

 

いっぱしの社会人として生きてきた。

 

子育てにも真正面から取り組んでいる。

 

そんな自分を、まずはたたえたいと思う。

 

でも、たたえる気持ちが2日と続かない。

 

それが毒親の子供だ。